philosophy企業理念
OUR VISION予防を文化にする。
口の健康は、人生を豊かにします。だからこそ、私たちは力を尽くします。国民一人ひとりが、歯を守るための正しい知識を持てるように。本当に自分に合った方法を身につけられるように。そしてそれを、日々の生活のなかで応用できるように。生涯にわたって健康な歯を守ることが、日本人の“当たり前”となるその日まで。
「治療」から「予防」へ。
日本の歯科医療を改革するために生まれた会社です。
予防を文化にする。
この理念を掲げるうえで私たちがお手本にしているのは、スウェーデンです。
かつてスウェーデンは“口腔疾患大国”。多くの人がむし歯や歯周病の治療を繰り返し、口腔崩壊を起こしていました。口の不健康は様々な病気のリスクになる。医療費がかさみ、やがて国の財政を圧迫するだろう。あらゆるデータが示した予測をもとに、国をあげて対策に乗り出します。それが、「予防」でした。
どうすればむし歯や歯周病を未然に防げるのか。歯科医師と歯科衛生士が研究に尽力し、約30年をかけて「歯は生涯守ることができる」という事実とその方法を発見。歯を守る意識や習慣が、そこから一気に国民に浸透していったのです。結果は次の通りです。
- 80歳以上の平均残存歯数22.3本(2023年時点※)
- 子どもからお年寄りまで、すべての人が予防のために定期的に歯科医院に通っている
- 年齢を重ねても歯を失うことなく、誰もが自分らしい生き方を貫いている
歯を守ることは、豊かな人生を送るために不可欠な戦略である——。
スウェーデンが見出したこの真理を、私たちは日本に広めたいと思っています。
- むし歯も歯周病も予防方法がわかっているのに、罹患する人が後を絶たない
- 年齢を重ねるにつれ歯を失う人が多くいる
- 平均残存歯数は年々増えているが、“きちんと噛める歯”が残っているわけではない
- 長生きでも病気の人が多く、医療保険制度が破綻しかけている
こうした日本の問題がなかなか解決しないのは、「歯は守ることができる」という事実と正しいケアの方法を、多くの人がまだ知らされていないからにほかなりません。誤った情報や古くからの常識が邪魔をし、歯がすべて残っている未来の自分を想像できずにいるのです。
だからこそ私たちはスウェーデンの歯科医療従事者とパートナーシップを結び、知り得た情報を日本の歯科界や国民に伝えてきました。スウェーデンとは異なる国民性や社会の仕組みを考慮し、より取り入れやすい形に変換しながら。新たな知見を集めて検証し、常により正しいものへと刷新しながら。
しかし、まだ道半ばです。国民一人ひとりに情報を届けるのにも、国の医療費の問題を本当に解決するのにも時間がかかるでしょう。それでも、あきらめることなく発信し続けます。生涯にわたって美しく健康な口腔を維持することが、日本人の当たり前になるその日まで。
「予防を文化にする」は私たちの理念であると同時に、日本の現状を変えることへの決意表明です。
※2023年SkaPaデータより
(https://www.skapareg.se/resultat/)
SPIRIT私たちが大切にしていること
- 未来志向
- 実現したい未来から逆算して、今すべきことを見出します。
- 過去にやったことを基準にするのは、“後ろ歩き”で進むようなもの。また、目先の課題に対処していくのは“行き当たりばったり”で歩くようなもの。『予防を文化にする』を実現するには、常にそのゴールを見据えて歩き続けることが必要。「〇年後の〇〇のために今〇〇をする」という俯瞰の目を持って活動します。
- 学び外す
- 過去に学んだことにとらわれず、常に自己変革を続けます。
- 社会も市場も人の心も、刻一刻と変わっていく。過去の成功体験にしがみついていると変化に対応できず、次の一手がピント外れになってしまう。一度身につけた知識の棚おろしを定期的に行ない、新たなインプットと挑戦を続けます。
- “人”をみる
- 「顧客」をひと括りにせず、「ひとりの人」として向き合います。
- 「顧客」「歯科衛生士」「患者」など。ひと括りにして考えると、発信するメッセージはぼやけて伝わりにくくなってしまう。十人十色、百人百様。人はみな性格も生活背景も、考え方も思い描く未来もすべて異なること、そしてそれが常に変わりうることを心に留めて向き合います。
- 主体性
- 自社の理念を自分事としてとらえ、結果に責任を持ちます。
- 「“私は”世の中に対して何をしたいのか」「“私は”何ができるのか」。どんな仕事をするときも、スタートは自分自身への問いかけから。会社がなすべきことと自分がやりたいことをシンクロさせて、会社を自己実現の場にします。
- 利他=利己
- 顧客や協力会社、自社の仲間の喜びを自分の喜びとします。
- 自分のために働いて得られる幸せには限界があっても、他人の役にたてたときの喜びは無限大。たとえ自分が死んでも、やったこと・伝えたことの成果は他人や社会の中に必ず残る。自分にとって“本当の”幸せとは何か? 自分の心が“本当に”喜ぶことは何か? 本質を常に見失わないようにします。
シンボルマーク制作背景
「森と湖の国」といわれる予防先進国スウェーデンのイメージから、グリーンとブルーを選択。最終形状は”大きく開けた口”とし、外側の「O」が口、内側の「C」が歯を表します。またグリーンは”健康”、ブルーは”精神性”を象徴します。上部にグリーン、下部にブルーを配置することで、「健康な口腔内を株式会社オーラルケアが支える」という決意を表現しました。