ライター

オーラルケアに入社する前から、フリーで編集の仕事をしていました。小さいころから本が好きで、小学生のときにはもう書く人になりたいと思っていたんです。「私も楽しいものをつくりたい。本を書いていろいろな人を楽しませたい」って。ただ自分には物語をつくる力はないと感じ、それならばと編集者を目指しました。でも社会人になって編集に就いたものの、出版社から請け負う仕事はあまりピンとこなくて……。「渡された資料を見て文章にまとめる」という案件が多かったせいかもしれません。
その点オーラルケアでは、きちんと商品や背景を理解し知識を身につけたうえで取り組めるので、おもしろさや手ごたえを感じます。今携わっているのは、ウェブサイトのテキストやDMのインタビュー記事など。特にインタビュー記事は事実ばかりを連ねるのではなく、話し手が言語化できなかった気持ちなどもくみ取って、“その人らしさ”を表現するよう心がけています。

大きな経験となったのは、夢の一つだった書籍の執筆です。過去に編集として出版に関わったことはあるけれど、ライターでは初めて。構成案をつくってテーマに沿った情報を集め、どういうストーリーにするかなどをすべて決めていきました。
書くにあたって特に意識したことは、「わかりやすく、かつおもしろく」。一般生活者の方も目にする本だったので、読んだ人が新しい発見が得られるような構成を考えました。作業は本当に大変でしたが、ライターチームのサポートやデザイナーさんたちの協力があったおかげで無事完成！ できあがったときは、うれしいというより安堵しましたね。計画通り出せてよかったなって。
私が仕事でおもしろさを感じるのは、企画や構成を考えているときなんです。もちろん書くことにも魅力はありますが、何より考えるのが好き。よりよいものをつくるために、みんなでアイデアを出し合いながら仕事を進めていければいいなと思います。